2020年11月27日 AP通信/ベラルーシ、首都ミンスクにある輸血センターを訪問したアレクサンドル・ルカシェンコ大統領

27日、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、新しい憲法が採択された場合、現職にとどまることはないだろうと述べた。

しかし、憲法の主な改正内容、採択時期などについては一切言及しなかった。

ヨーロッパ最後の独裁者は8月9日の不正大統領選挙で野党候補者を打ちのめし、世界から批判を浴びた。

以来、ルカシェンコ大統領の辞任と再選挙を求める抗議活動が続いている。

その間、ルカシェンコ大統領は抗議活動を武力で鎮圧しながら新憲法の準備を進めてきた。

一方、野党は新憲法採択の話題を「連日発生している抗議活動の勢いを弱めるための遅延戦術」と見なしている。

ベラルーシ当局は提案された憲法改正を議論するために、12月下旬または1月に数千人規模の国民集会を開催すると声明を発表した。

声明の中でルカシェンコ大統領は、「私は新憲法の下で大統領として働くつもりはない」と述べている。

この声明はルカシェンコ大統領とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が会談した翌日に発表された。

ロシアとベラルーシは緊密な関係を構築している。ウラジミール・プーチン大統領は不正選挙に抗議するクーデターが発生した場合、ルカシェンコ大統領を支援すると述べた。

1994年から大統領職を堅持しているルカシェンコ大統領は、不正選挙に抗議する野党との対話を拒否した。

市民の安全を守る警察官は、平和的に抗議する抗議者たちを殴打、逮捕、拷問している。

ベラルーシの人権団体によると、これまでに少なくとも19,000人以上が拘留され、数千人が拷問されたという。

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