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▽政府は昨年末、10代の子供が殺害された事件を受け、ティックトックの国内利用を1年間禁止する準備を進めると表明していた。
ティックトックのロゴ(Getty Images)

アルバニア政府は6日、ティックトック(TikTok)の国内利用を1年間禁止することを閣議決定した。

政府は昨年末、10代の子供が殺害された事件を受け、ティックトックの国内利用を1年間禁止する準備を進めると表明していた。

ラマ(Edi Rama)首相は声明で、ティックトックが特に子供たちの間で暴力やいじめを扇動していると非難した。

教育省によると、当局はペアレンタルコントロール、年齢認証、アルバニア語のアプリケーションへの組み込みなどのフィルターの設置をティックトックに要請しているという。

教育相は声明で、「当局は約6万5000人の保護者と1300回会合を行い、この問題について話し合った」と明らかにした。

アルバニアでは昨年11月、14歳の少年がティックトックの動画をめぐって同級生と口論になり、刃物で刺殺する事件が発生。当局はこの事件を受け、教師や保護者らとの会合を開始した。

ティックトックの親会社であるバイトダンスはコメントを出していない。

ラマ氏は昨年、刺殺事件が発生した後、ティックトックに対し、政府の要請に応じるよう求めていた。

ラマ氏は6日、記者団に対し、「バイトダンスと前向きな対話を行っている」と述べ、バイトダンスの幹部が近日中に同国を訪問し、子供たちの安全性を高めるための対策を提案すると明らかにした。

地元メディアによると、ラマ氏はティックトック禁止令の詳細を議会で説明する予定。

心理学者たちはティックトックを含むSNSのトレンドに参加したいという欲求と携帯電話の使い過ぎが、子供たちの危険な行動を増加させている主な原因だと指摘している。

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