◎2014年にフーシ派が首都サヌアと北部を掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも5機のドローンをイエメン領内で失っている。
イエメン、首都サヌア、親イラン武装組織フーシの戦闘員(Getty Images)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が21日、米軍のドローン「MQ9リーパー」を撃墜したと主張した。

AP通信は米中央軍(CENTCOM)当局者の話しとして、「フーシ派の声明を認識している」と報じたが、撃墜されたかどうかには言及しなかった。

フーシ派は16日にもMQ9リーパーを撃墜したと主張し、その証拠として動画を公開していた。

MQ9リーパーは1機約3000万ドル、高度5万フィート(約1万5000メートル)まで飛行できる。最大飛行時間は24時間。

フーシ派の報道官は21日、「先週17日に紅海近くを飛行していた米軍ドローンを撃墜した」と主張。それから数時間後、リーパーの残骸と思われる映像が出回った。

報道官によると、地上部隊は「敵対的な任務を遂行していた」ドローンを地対空ミサイルで撃墜したという。

フーシ派が公開した映像はリーパーが19日に撃墜されたことになっている。

2014年にフーシ派が首都サヌアと北部を掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも5機のドローンをイエメン領内で失っている。

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