◎米軍による食料パラ投下は2日連続。
2024年3月9日/パレスチナ自治区、ガザ北部、米中央軍が投下した支援物資(AP通信)

米中央軍(CENTCOM)は10日、ヨルダン空軍と連携してパレスチナ・ガザ地区北部に人道支援物資を空中投下したと発表した。

米軍による食料パラ投下は2日連続

CENTCOMによると、10日の投下ではヨルダン空軍から提供された米、小麦粉、パスタ、缶詰など、約1万1500食分の食料をC130輸送機でガザ北部に投下したという。

CENTCOMは声明で、「この投下はガザの人道危機を和らげる取り組みのひとつであり、さらなる投下を計画している」と述べた。

それによると、投下は10日の現地時間午後2時後に行ったという。

ケガ人が出たという情報は今のところない。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは関係者の話しとして、「物資の奪い合いで数人が負傷したという未確認の情報がある」と伝えている。

ガザ北部への食料投下は2日連続となった。

ガザの保健当局によると、イスラエルの攻撃で死亡した市民は3万1000人を超えたという。負傷者は7万3000人近くに達した。

ガザの住民推定230万人のうち60万人近くが飢餓に直面。当局はこれまでに少なくとも23人が餓死したと報告している。このうち3人は子供とみられ、栄養失調と脱水症状で死亡したという。

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