◎ガザの住民推定230万人のうち60万人近くが飢餓に直面。当局はこれまでに少なくとも23人が餓死したと報告している。
米中央軍(CENTCOM)が9日、パレスチナ・ガザ地区北部に食料と水を空中投下した。
それによると、4万1400食分の食料と2万3000本の飲料水をパラシュート投下したという。
CENTCOMは声明で、「緊急の人道支援を必要とする地域に食料と水を投下した」と明らかにした。
またCENTCOMは「空軍のC130航空機と人道支援物資の空輸を専門とする陸軍兵士が作戦に参加した」とと述べた。
米国はエジプトやカタールなどと連携して空中投下を続けるとしている。
ガザの保健当局によると、イスラエルの攻撃で死亡した市民は10日午前の時点で3万960人、負傷者は7万2524人に達したという。
ガザの住民推定230万人のうち60万人近くが飢餓に直面。当局はこれまでに少なくとも23人が餓死したと報告している。
米国防総省はガザ沿岸に仮設港と桟橋を設置し、物資を海路で運び込む作戦を開始する予定だ。
それによると、桟橋を設置できれば、1日あたり200万食以上の食料を運び込むことができるという。