アフガン政変から4年、タリバンが首都カブールでフラワーシャワー
タリバンは2021年8月15日、当時の共和国政府を打倒し、政権を掌握した。
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アフガニスタンのタリバン暫定政権が政権奪還から4周年を記念して、首都カブールでフラワーシャワーを行う。当局が14日、明らかにした。
それによると、タリバンはヘリコプターから花びらを撒き散らす予定だという。
タリバンは2021年8月15日、当時の共和国政府を打倒し、政権を掌握した。
その後、米国とNATOは20年に及ぶ戦争の末、アフガンから部隊を撤退させた。
AP通信によると、国防省のヘリコプターは15日にカブール上空から色鮮やかな花を散らす予定。アスリートによるスポーツパフォーマンスが午後から夜にかけて行われるという。
これらの祝典はアフガンが隣国からの大規模な難民流入、低迷する経済、米国からの支援が打ち切られる中で行われる。
国連によると、約1000万人が深刻な食料不足に直面し、3人に1人の子供が発育不全に陥っている。
トランプ米政権は4月、アフガンへの支援を停止した。
米国は国連世界食糧計画(WFP)の最大の資金提供国であり、昨年の寄付98億ドルのうち45億ドルを拠出した。
過去の政権はこのような支援が紛争、貧困、過激主義を緩和し、移民を抑制すると考えてきた。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年イランとパキスタンからアフガンへの帰国を余儀なくされた難民は先週時点で220万人にのぼる。その60%が18歳未満であった。