サウジ・アビリース、仏エアバスと170億ドルの契約結ぶ
サウジの航空産業は化石燃料依存から脱却し民間部門を強化する王室の「ビジョン2030」計画に数十億ドルを投資している。
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サウジアラビアの航空機リース会社アビリースは16日、欧州の航空機メーカーとの初の直接取引として、170億ドル(2兆4500億円)相当の契約を結んだ。
同社は3年前に設立され、政府系ファンドが後押ししている。
エアバスは声明で、A321を30機受注し、25機の追加購入オプションも付けたと明らかにした。
またエアバスは貨物機A350を10機、加えて12機のオプション契約も結んだとしている。
アビリースのCEOはパリ航空ショーに合わせて行った記者会見で、「オプション契約により、最終的に総購入数が77機に達する可能性がある」と語った。
複数のメディアは先週、アビリースがエアバスと締結間近と報じていた。
エアバスはサウジの新興航空会社リヤド航空とも契約を結び、A350-1000型機を最大50機(オプション25機)受注した。
サウジの航空産業は化石燃料依存から脱却し民間部門を強化する王室の「ビジョン2030」計画に数十億ドルを投資している。