◎リヤド・エアは王室系ファンドの出資を受けている。
サウジアラビアの新興航空会社リヤド・エアは30日、欧州航空機大手エアバスの航空機を60機購入すると発表した。
それによると、同社は来年夏に旅客便の運航を開始する予定で、エアバスのA321neoを60機発注したという。
リヤド・エアは王室系ファンドの出資を受けている。同社は石油を基盤とするサウジの経済を多様化し、観光業を強化するという王室の広範な戦略のひとつである。
王室は2030年までに世界的な航空ハブとなり、年間1億人の観光客を誘致したいと考えている。
リヤド・エアとエアバスは共同声明で、「この契約は急成長するサウジの航空エコシステムを促進するため、そして、サウジで最も新しい航空会社が世界的および地域的な規模でプラスの経済効果をもたらすことを強く補強する」と述べた。
リヤド・エアと米デルタ航空は今年初め、米国ーサウジ便の運航を目的とするパートナーシップ契約を結んだ。
同社と国営サウディアは昨年3月、米ボーイング社にジェット旅客機78機を共同発注し、さらに43機を追加購入する契約を結んだ。