◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は14日午後の時点で4万3736人、負傷者は10万3370人。
2024年11月14日/シリア、首都ダマスカス、イスラエル軍の空爆を受けた建物(AP通信)

イスラエルがシリアの首都ダマスカスを空爆し、少なくとも15人が死亡した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が14日に報じた。

それによると、イスラエル軍はゴラン高原方面からダマスカスの2つの地区に向けてミサイルを発射し、複数の建物が全壊したという。

IRNAは政府関係者の話しとして、「これまでに15人が死亡、16人が負傷し、犠牲者の数はさらに増える可能性がある」と報じた。

イスラエル軍は14日、シリアへの空爆を認め、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの同盟組織であるイスラム聖戦(Islamic Jihad)の建物や司令部を攻撃したと明らかにした。

同軍はテレグラムに声明を投稿。「ガザを拠点とするイスラム主義者とその工作員に大打撃を与えた」と書き込んだ。

AP通信はイスラム聖戦関係者の話しを引用し、同組織の事務所のひとつが攻撃を受け、数人のメンバーが死亡したと伝えている。

イスラエルは宿敵イランと同盟関係にあるアサド政権の支配下に置かれている地域を数百回空爆してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。

空爆の標的はアサド軍かイランの支援を受ける勢力であることが多い。イランはレバノンの過激派ヒズボラに武器を送る際、シリアを中継地として利用している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は14日午後の時点で4万3736人、負傷者は10万3370人。

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