◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は9日午後の時点で4万3552人、負傷者は10万2765人となっている。
2024年11月9日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部の難民キャンプ(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍が9日、パレスチナ・ガザ地区全域を空爆し、少なくとも40人が死亡、多数の行方不明者が出ている。ガザ当局が明らかにした。

それによると、北部の一部地域に少量の人道支援物資が届いたという。

イスラエル軍は1カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

パレスチナ通信(WAFA)は医療当局者の話しとして、「過去24時間の空爆・砲撃で少なくとも40人が死亡、うち24人が北部の難民であった」と伝えている。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、避難所として利用されていた北部の学校が標的となり、少なくとも6人が死亡したという。

またアルジャジーラは関係者の話しとして、「死亡が確認された40人のうち2人は地元のジャーナリストであった」と報じた。

イスラエル軍は9日、「テロリストの拠点を攻撃した」と声明を出したが、それ以上の詳細には言及しなかった。

ガザ市でも空爆が確認され、少なくとも5人が死亡。ガザ当局によると、男性1人がイスラエル兵に狙撃され死亡したという。

南部ハンユニスの人道エリアに指定されている地域の避難民用キャンプも空爆を受け、少なくとも9人が死亡したと伝えられている。WAFAによると、9人のうち2人は女性、1人は子供であった。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は9日午後の時点で4万3552人、負傷者は10万2765人となっている。

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