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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は9日午後の時点で4万6006人、負傷者は10万9378人となっている。
2025年1月9日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部、娘の亡骸を抱く両親(AP通信)

イスラエル軍は9日、パレスチナ・ガザ地区全域を空爆し、この24時間で少なくとも70人が死亡、100人以上が負傷し、大勢が瓦礫の下敷きになった。ガザ当局が明らかにした。

それによると、北部の難民キャンプへの空爆では少なくとも22人が死亡し、行方不明者の捜索が続いているという。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは9日、米連邦議会下院がイスラエル首相の戦争犯罪逮捕状発行をめぐり、国際刑事裁判所(ICC)に制裁を科す決議案を可決したことを非難した。

ICCは昨年11月、戦争犯罪と人道に対する罪の容疑でネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とガラント(Yoav Gallant)前国防相、ガザのイスラム組織ハマスの幹部アルマスリ(Mohammed Diab Ibrahim al-Masri)氏の逮捕状を発行した。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはガザ当局者の話しとして、「イスラエル軍は1月1~9日の間にガザ地区内で500人近くのパレスチナ人を殺害した」と報じた。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は9日午後の時点で4万6006人、負傷者は10万9378人となっている。

一方、パレスチナ自治政府は9日、ヨルダン川西岸地区のジェニン難民キャンプにおける対テロ作戦で、これまでに247人の「無法者」を逮捕したと明らかにした。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は9日、23年10月にガザ紛争が始まって以来、これまでに同組織のスタッフ263人とその関係者106人がイスラエル軍に殺害されたと報告した。

それによると、イスラエル軍はこの数カ月、ガザへの物資搬入を厳しく制限し、UNRWAが準備した防寒着約22万着のうち、ガザに持ち込めたのは1万9000着にとどまっているという。

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