◎ロケット弾はガザ地区東部の開けた場所に着弾した。死傷者は報告されていない。
2021年5月10日/パレスチナ、ガザ地区、ハマスが発射したロケット弾(Khalil Hamra/AP通信

イスラエル軍は18日、ガザ地区のパレスチナ人武装勢力がイスラエル南部に向けてロケット弾を発射したと発表した。

軍報道官によると、ロケット弾はガザ地区東部の開けた場所に着弾したという。死傷者は報告されていない。

ガザ地区を実行支配するイスラム過激派組織ハマスは犯行を声明を出していない。

イスラエル軍は通常、ガザ地区からロケット弾が発射された場合、ハマスの施設を空爆する。

イスラエルとパレスチナの緊張はこの1年で急速に高まり、暴力の応酬が続いている。今年ヨルダン川西岸地区でイスラエルの治安当局に殺害されたパレスチナ人は85人。東エルサレムと西岸地区で殺害されたイスラエル人は14人となっている。

米国が仲介する両国の協議は19日からエジプトで始まる予定だ。

両国の代表団は先月26日、ヨルダンで協議したものの、それ以降も多くのパレスチナ人が西岸地区で殺害されている。

人権団体やメディアは今年殺害されたパレスチナ人のおよそ半数が武装勢力の戦闘員と指摘。しかし、イスラエル政府はそのほとんどが武装勢力や過激派と発表している。

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