◎イランのシーア派はスンニ派の過激派組織「イスラム国(ISIS)」の攻撃に何度もさらされてきた。
イラン、南部シスタンバルチスタン州(Getty Images)

イラン南部にあるイスラム教シーア派寺院で男が銃を乱射し、少なくとも1人が死亡、8人が負傷した。国営イラン通信(IRNA)が13日に報じた。

イランのシーア派はスンニ派の過激派組織「イスラム国(ISIS)」の攻撃に何度もさらされてきた。

IRNAによると、事件は南部ファールス州にある著名なシーア派寺院で発生したという。

IRNAは州政府高官の話しとして、「銃を乱射したのは男1人で、まもなく治安部隊に拘束された」と伝えている。それ以上の詳細は明らかにされていない。

ソーシャルメディアで共有された動画には砂漠地帯の中にある寺院と野次馬が映っていた。

この寺院はイランのシーア派5大寺院のひとつであり、首都テヘランの南方約680kmに位置する。

IRNAによると、犯行声明を出した組織は今のところ確認されていないという。

この寺院では昨年10月にも銃乱射事件が発生し、13人が死亡、数十人が負傷している。ISISは犯行声明でタジキスタン出身の男がシーア派の異教徒を殺害したと主張。この男は治安部隊との銃撃戦で負傷し、搬送先の病院で死亡したと伝えられている。

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