▽フーシ派は声明を出していない。フーシ派は攻撃を認めるのに数時間から数日かかることがある。
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派が23日未明、イスラエル北部に向けてミサイルを発射した。イスラエル軍が明らかにした。
現地メディアによると、北部ハイファなどで空襲警報が鳴ったという。
イスラエル空軍は声明で、「イエメン領内からミサイルが発射されたため、北部地域に空襲警報を出した」と明らかにした。
それによると、防空部隊が迎撃ミサイルを発射し、撃墜に成功した可能性が高いという。死傷者や建物被害は確認されていない。
フーシ派は声明を出していない。フーシ派は攻撃を認めるのに数時間から数日かかることがある。
一方、米軍によるフーシ派支配地域への空爆は23日も続いた。
フーシ派メディアは港湾都市ホデイダやマーリブなどへの空爆を報じている。
米中央軍(CENTCOM)はコメントを出していない。
米軍は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを数百回空爆。フーシ派はこれまでに200人以上が死亡したと報告している。
先週の港に対する空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。
フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ(Donald Trump)大統領はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。
この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。