◎2021年8月の政変後、すべての国際航空会社がアフガン便を停止した。
アラブ首長国連邦(UAE)の格安航空会社フライドバイが15日、アフガニスタン・カブール国際空港への定期便を2年ぶりに再開した。
タリバン暫定政権の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。再開を歓迎した。
2021年8月の政変後、すべての国際航空会社がアフガン便を停止した。
現地メディアによると、UAEーカブール便は1日2便運航。
タリバン報道官は声明でこの再開について、「アフガニスタン領空の安全が確立されたことを意味する」と述べ、他の定期便も運航を再開するよう呼びかけた。
また報道官は「カブール国際空港は必要な設備を整え、人員を確保し、標準的なサービスを提供できる」と強調した。
欧米の航空会社はアフガンの治安が確立されない限り、定期便の再開はないとしている。
フライドバイは先月、カブール便の再開を発表していた。
タリバンは昨年5月、国内の3つの空港をUAE企業が管理することを認める契約に調印。これにより、アブダビに拠点を置く航空会社GAACがカブール、西部ヘラート、南部カンダハルの空港を管理することになった。
アフガンの航空会社2社は現在、カブールからドバイ、モスクワ、イスラマバード、イスタンブール行きの便を運航している。