◎各社が開発を進めている空飛ぶぶタクシーは運転手を必要としない。
アラブ首長国連邦（UAE）ドバイで10日、空飛ぶタクシーのテスト飛行が行われた。
中国の広州市に本社を置く小鵬汽車（XPeng）が開発した「XPeng X2」は世界中で進められている空飛ぶ車プロジェクトのひとつである。
しかし、乗客を乗せて飛行したタクシーはごくわずかで、実用化にはまだ何年もかかりそうだ。
テストはドバイ近郊の芝生広場で行われた。同社によると、昨年7月に有人飛行試験を実施したという。
XPeng X2は中国の小型無人機（ドローン）大手「DJI（大疆創新科技）」のドローンを大きくしたようなフォルムで、乗客を2人乗せることができる。最高速度は130km/h。
電動垂直離着陸機（eVTOL）は飛行機やヘリコプターとは異なり、人間や貨物をポイント・ツー・ポイントで移動させることができると期待されている。
各社が開発を進めている空飛ぶぶタクシーは運転手を必要としない。もしかすると、いつの日か混雑した車道の上空を横切って乗客を運ぶことができるようになるかもしれない。
しかし、バッテリーの問題、航空管制と安全性、発着地点の問題など、この分野にはまだとてつもなく大きな課題が複数残っている。
