◎アフガニスタンではこの数カ月、ISIS関連グループのひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
アフガニスタンの首都カブールで3日、タリバンとイスラム国(ISIS)グループによる銃撃戦が発生し、警察官2人を含む少なくとも5人が死亡、4人が負傷した。
タリバンの当局者によると、カブール警察はISISの戦闘員3人を射殺したという。
カブール警察の報道官は声明で、「治安部隊は市内のISIS拠点を急襲し、テロリスト少なくとも3人を殺害した」と語った。
AP通信によると、警察はカブール近郊の建物を制圧したという。AFP通信は治安筋の話を引用し、「警察はISISの隠れ家を制圧した」と報じている。
タリバンによると、犯行声明は出ていないという。
カブール警察の報道官は死亡した警察官の1人は女性だったと明らかにした。また警察官4人が負傷し病院に搬送され、テロリスト1人を逮捕したという。
アフガニスタンではこの数カ月、ISIS関連グループのひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
IS-Kはシーア派だけでなくスンニ派も標的にすることがあり、タリバンが最も警戒するテロ組織である。
タリバンは昨年8月の政権奪取以来、アフガン東部のIS-K拠点に対する攻撃を続けているとみられる。
昨年8月15日のカブール国際空港爆破テロ事件はIS-Kの犯行と考えられている。この攻撃では米兵13人を含む180人以上が死亡、数百人が重軽傷を負った。