◎アフガニスタンではこの数カ月、ISIS関連グループのひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
2022年2月5日/アフガニスタン、首都カブール、タリバンの戦闘員(Getty Images/AFP通信)

アフガニスタンの首都カブールで3日、タリバンとイスラム国(ISIS)グループによる銃撃戦が発生し、警察官2人を含む少なくとも5人が死亡、4人が負傷した。

タリバンの当局者によると、カブール警察はISISの戦闘員3人を射殺したという。

カブール警察の報道官は声明で、「治安部隊は市内のISIS拠点を急襲し、テロリスト少なくとも3人を殺害した」と語った。

AP通信によると、警察はカブール近郊の建物を制圧したという。AFP通信は治安筋の話を引用し、「警察はISISの隠れ家を制圧した」と報じている。

タリバンによると、犯行声明は出ていないという。

カブール警察の報道官は死亡した警察官の1人は女性だったと明らかにした。また警察官4人が負傷し病院に搬送され、テロリスト1人を逮捕したという。

アフガニスタンではこの数カ月、ISIS関連グループのひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

IS-Kはシーア派だけでなくスンニ派も標的にすることがあり、タリバンが最も警戒するテロ組織である。

タリバンは昨年8月の政権奪取以来、アフガン東部のIS-K拠点に対する攻撃を続けているとみられる。

昨年8月15日のカブール国際空港爆破テロ事件はIS-Kの犯行と考えられている。この攻撃では米兵13人を含む180人以上が死亡、数百人が重軽傷を負った。

2021年8月16日/アフガニスタン、首都カブールの空港、離陸を待つ人々(Getty Images/AFP通信)
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