◎タリバンをアフガンの公式政府と認めた国はまだひとつもない。
オマーン、首都マスカットの在アフガン大使館(Getty Images)

アフガニスタンのタリバン暫定政権は17日、オマーンの首都マスカットにある在アフガン大使館の運用を再開したと明らかにした。

アラブ首長国連邦(UAE)も先月、タリバン大使を受け入れている。しかし、タリバンをアフガンの公式政府と認めた国はまだひとつもない。

タリバンは7月、欧米の支援を受けた旧政権が設置した外交使節団を認めないと宣言した。

アフガン外務省の副報道官によると、マスカットの大使館は15日に業務を再開したという。

オマーン外務省はコメントを出していない。

副報道官は声明で、「我々が選出した外交官が在オマーン・アフガン大使館の業務を行っている」と強調した。

また副報道官は「この業務再開は我が国とオマーンの政治的、経済的、社会的、宗教的関係の強化につながるだろう」と述べた。

タリバンによると、現在、世界各地の39の在外公館がタリバンの支配下にあるという。

ウズベキスタンのアリポフ(Abdulla Aripov)首相は先月、アフガンを公式訪問した。タリバンが3年前に政権を奪取して以来、国家元首がアフガンを公式訪問したのは初めてであった。

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