アフガニスタン東部M6.0地震、数百人死亡の恐れ=報道
アフガンには活断層が複数あり、地震が多発している。
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アフガニスタン東部のパキスタン国境付近で8月31日遅くに発生したマグニチュード6.0の地震について、地元当局は9月1日、数百人が死亡した恐れがあると明らかにした。
米地質調査所(USGS)によると、地震は31日の午後11時47分頃に発生。震源地は東部ナンガルハル州ジャララバード近郊。震源の深さは8キロ。津波は発生しなかった。
ロイター通信は地元のタリバン当局者の話しとして、「多くの建物が倒壊し、数百人が死亡した可能性がある」と報じた。
被害の全容は明らかになっていない。
タリバン暫定政権の報道官はSNSに声明を投稿。「現地に要員を派遣し、被災者を支援する」と書いた。
ジャララバードではこの地震から約20分後にM4.5の地震も発生した。
アフガンには活断層が複数あり、地震が多発している。
西部ヘラート州で23年10月7日に発生したM6.3の地震では4000人が死亡したと推定されている。
アフガンの地震に関する問題点として、まずインフラの脆弱性があげられる。
道路や建物が老朽化しており、地震後の迅速な支援が困難である。また、政治的な不安定性や紛争の影響もあり、災害対策や復興のための資源が限られている。
さらに、医療体制が十分でないため、犠牲者が増えることも懸念される。
加えて、地震後の復旧にも時間と多大な努力が必要であり、地震対策の強化とともに、安定した支援体制の構築が急務である。