◎アフガニスタンの首都カブールで燃料を積んだ複数台のタンクローリーが爆発し、少なくとも7人が死亡、14人が負傷した。
5月1日、アフガニスタンの首都カブールで燃料を積んだ複数台のタンクローリーが爆発し、少なくとも7人が死亡、14人が負傷した。
アフガンの内務省のタリク・アリアン報道官は2日の声明で、「治安部隊と救助隊はタンクローリーと爆発に巻き込まれたガソリンスタンドなどの建造物を調査しています」と述べた。「爆発の原因は判明次第公表する予定です...」
爆発は米軍とNATO軍が撤退を開始した日に発生したが、タリバンを含むイスラムジハード組織は犯行声明を発表していない。米軍の兵士2,500~3,500人とNATO軍約7,000人は、遅くとも9月11日までにアフガニスタンから完全撤退する。
地元メディアによると、タンクローリーは突然炎上し、近くの民家とガソリンスタンドを巻き込む大爆発を引き起こしたという。周辺に住む男性はメディアの取材に対し、「爆発の直後に停電が発生した」と述べた。電気設備が被害を受けたかどうかは明らかにされていない。
負傷者は周辺地域の病院に搬送された。
トラック運転手のハジ・ミール氏は、事故現場近くの交通渋滞に巻き込まれていた時に爆発を目撃した。「炎が見えたと思った瞬間、車体が激しく揺れました。爆発があと数分遅かったら、私は死んでいたかもしれません」
「1回目の爆発は耳をつんざくような轟音でした。その後、炎に包まれた別のトレーラーが爆発し、さらに別のトラックも爆発しました...」
地元メディアによると、事故当時、数十台のタンクローリーが首都カブールに向かっていたという。記者は、「タンクローリーとその他の大型トラックはカブールに入る許可を待っていた」と報告した。
メディアの取材に応じた周辺住民のオバイ・ドゥラ氏は、巨大な火の玉を見たと述べた。「私と隣人の自宅は爆発の衝撃で激しく揺れました。爆発現場近くの車はどれも燃えていました。あるドライバーはトラックに人が取り残されていると泣いていました」
当局者によると、2日午前の時点で炎はほぼ鎮火したが、爆発に巻き込まれたトラックや車両に燃料が残っている可能性があるため、周辺の封鎖状態はしばらく続く予定だという。