映画「ブラックパンサー」などに主演したチャドウィック・ボーズマン氏は、長年にわたる大腸癌との戦いの末、43歳で死去した。
8月31日、マーベル・シネマティック・ユニバースのスター俳優たち、友人、俳優、元同僚などが、ABCニュースの特別番組「チャドウィック・ボーズマン-王へのオマージュ」にオンラインでゲスト出演し、同氏の比類なき個性、映画や文化に与えた貢献について語った。
ボーズマン氏は2016年にステージ3の大腸癌と診断されたこと、ステージ4に悪化したこと、そして、手術や化学療法を受けていたことを一切公表していなかった。
グッドモーンングアメリカの共同アンカーを務めるロビン・ロバーツ氏は視聴者に向けて、「現在、この国では何十万、何百万もの人々が人種差別やそれに関連する慣習に抗議している。チャドウィック・ボーズマン氏は、アメリカの自由と文化を定義する重要な役割を果たした」と述べた。
ロビン・ロバーツ氏:
「彼は黒人の歴史の中で最も偉大と言われる偉人たちを演じた。ジャッキー・ロビンソン、ジェームズ・ブラウン、サーグッド・マーシャル、そして彼自身が偉大なスーパーヒーローになったブラックパンサー・・・」
.@RobinRoberts: "Tonight we honor that incredible life and legacy; A celebration fit for a king."#ChadwickBosemanhttps://t.co/b9Y9w2ekMC pic.twitter.com/2rzuCyqZgc
— Good Morning America (@GMA) August 31, 2020
オプラ・ウィンフリー氏:
「彼はスーパーヒーローを演じただけでなく、彼自身の人生を通して、謙虚さ、優雅さ、そして尊厳を持って癌と戦った。誰もが彼を本当のスーパーヒーローだと認めている」
「ボーズマン氏は、私たちに素晴らしい作品を残してくれた。しかし、彼は作品の中だけでなく、私たちの心の中に記憶され、大切にされ、愛され、生き続けるだろう」
「彼は映画スターであると同時に、流れ星でもあった。彼はブラックパンサーでティ・チャラとチャドウィック・ボーズマンという二人の男の生き様を具現化させた。私は流れ星を見るたびに彼を思い出す」
ロバート・ダウニー・Jr氏:
「アベンジャーズ・インフィニティウォーで私たちは負けた。そして、私は全てのアベンジャーズが一緒に過ごしたあの瞬間を覚えている」
「ブラックパンサーの大きな成功は、私たちにとって、とても大きな意味を持っていた」
「彼は常に謙虚で、常に勤勉で、常に笑顔だった。今振り返ってみると、彼がどれほど素晴らしく優雅な俳優であったかを改めて理解できる」
「映画ブラックパンサーは手に負えない。マーベル・シネマティック・ユニバース史上最高の映画である」
ダウニー氏はボーズマン氏の死について、「虚無以外何もない」と述べた。
.@RobertDowneyJr. to @RobinRoberts: "#BlackPanther is hands down, it is the crowning achievement of the Marvel universe...it was the one where people got to vote with their ticket sales and say we require this overdue diversity..."#ChadwickBosemanhttps://t.co/b9Y9w2ekMC pic.twitter.com/eyMl03s8Ui
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フォレスト・ウィテカー氏:
「彼はとても素晴らしいアーティストだった。一緒に仕事をさせてもらい、とても興奮した」
「映画ブラックパンサーの撮影が始まった時、彼はマイケル・B・ジョーダンと一緒にアクションシーケンスの調整を行っていた。チャドウィックは何度も何度も自分で挑戦し、すばらしいものを作り上げた」
「ティ・チャラが王になった(戴冠式)時、私は本当に感動した。共演者たちは儀式とドラムでチャドウィックを祝福した。彼から放たれるエネルギーを感じることができた。あの時、画面に映っている男はズリではなく、感動した私本人である」
「彼は自分に与えられて驚異的な力でブラックパンサーを演じた。私はモニターの中で起こったことが現実になったと信じるぐらい強烈だと感じた」
Actor @ForestWhitaker to @RobinRoberts: "He represented a great deal of hope and in film, he did that too."#ChadwickBosemanhttps://t.co/b9Y9w2ekMC pic.twitter.com/gBTBKpk6xI
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ドン・チードル氏:
「チャドウィックと一緒に過ごせた時間は素晴らしいものだった。しかし、彼はもういない」
「チャドウィックは命を大切にし、できる限りのことをしろ、と私たちに教えてくれた。彼の人生はあまりに短すぎた。誰もが彼の教えを守らなければならない」
ポール・ラッド氏:
「彼が演じた全てのパフォーマンスは信じられない力を持っていた。そして、彼は現実世界でもスーパーヒーローと同じ資質を持っていた」
「彼の人並外れた努力と力がなければ、ブラックパンサーはあれほど説得力のある作品に仕上がらなかった」
「ブラックパンサーを愛し、ヒーローとしてティ・チャラに目を向けた全ての子供たちは、現実世界のチャドウィックがもっと凄いヒーローだったと知った」
スカーレット・ヨハンソン氏:
「彼はいつも私たちと一緒にいる」
「チャドウィックは親切で優しく、思慮深く、そして並々ならぬ存在感を放っていた」
「これらの資質はチャドウィックが演じた人物に反映され、彼の中にある一部と融合し、素晴らしいパフォーマンスを生み出した」
「彼は常に私たちと共にある。彼は前例のない遺産を残した。かけがえのない作品と彼自身がマーベルファミリーの宝である」
フィリシア・ラシャド氏:
「今、人々は彼の本当の姿を知った。チャドウィックは正義と自分が進むべき道を目指して突き進んでいた」
「彼は母校のハワード大学で生徒たちに対し、人生の目的の重要性を説明した。そして、彼は”常に正義を貫くべきだ”と語った」
Actress Phylicia Rashad, who taught #ChadwickBoseman at @HowardU: "He spoke fervently about the importance of purpose."https://t.co/b9Y9w2ekMC pic.twitter.com/PIqoApGSyY
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ウィンストン・デューク氏:
「私は彼がいなくなるとは夢にも思っていなかった。私はいつでも彼に会えると思っていた」
「彼は私の大切な友人であり、ヒーローであり、スーパーヒーローであり、そしてブラックパンサーだった」
マーク・ラファロ氏:
「彼はブラックパンサー、ティ・チャラ同じく、歴史に名を刻んだ。彼は誰よりも真摯で優しく謙虚な男だった」
「彼のいなくなった世界は、大切な何かが欠けてしまったように思える」
ジェレミー・レナー氏:
「大切な友人、チャドウィックへ。あなたの温かい笑顔、親切な心、そして多様性に満ちた勇気は永遠に記憶される」
「私を含むたくさんの人々に素晴らしい贈り物とインスピレーションを与えてくれた。本当にありがとう」
トム・ヒドルストン氏:
「映画ブラックパンサーはたくさんの人々にとてつもない影響を与え、信じられないほどの喜びをもたらした。そして、彼はそれを理解したうえで、自分自身の中にいるヒーローを演じていた」
「彼はいつも優雅さと謙虚さを体現していた」
シム・リウ氏:
「彼の才能と輝きによって、世界中の何百万もの人々がスーパーヒーローは”ひとつの色”ではないと認識した。彼が生み出した巨大なフランチャイズは、私たちに感動を与えた」
「私は彼が作った新たな道のおかげで、先に進める。偉大な先人の作った道は、人種の壁をコナゴナに打ち砕いた」
アンジェリーナ・ジョリー氏:
「彼は私たちと全ての子供たちに、優雅さと謙虚さを忘れない素晴らしいリーダーの手本を示してくれた」
「彼と映画ブラックパンサーは、”人種など関係ない”ということを示してくれた」
ジョシュ・ブローリン氏:
「あなたの目的地がどこであれ、素晴らしい旅をしてほしい。彼らはあなたを迎え入れることができてラッキーだ」
「ありがとう」
ウーピー・ゴールドバーグ氏:
「世界が彼を失ったと嘆き悲しんでいる」
「彼はただただ素晴らしかった。彼は永遠に不滅である」
「彼は驚異的な忍耐力と精神力で人生を駆け抜けた。もし、自分の時間が限られていると分かっていたら、彼と同じようにベストを尽くし、目の前の難題に立ち向かうだろう」
クリス・エヴァンス氏
「チャドウィックは真のオリジナルだった」
「彼は才能に満ち溢れた俳優であると同時に、誰よりも魅力的な男だった。彼は優雅さと寡黙さを兼ね備え、謙虚だった」
「彼は非常に熱心な俳優だった。そして、目の前にあるありとあらゆるものから刺激を受け、成長していた」
カマラ・ハリス上院議員:
「チャドウィックの目は、いつも信じられないほど輝いていた」
「彼の輝きは、彼の中にある”魂”がもたらしていた」
「彼の最後のツイートは、”アメリカ国民として投票する権利を行使しなければならない”と人々に奨励し、この国の愛から生まれた民主主義に誰もが参加する、できることを確信していた」
「映画ブラックパンサーは、私たちにとって記念すべき作品であり、これからも永遠にそうあり続ける」
ゾーイ・デイル氏:
当時20歳だったゾーイ・デイル氏は、癌と戦っている最中にボーズマン氏と会う機会があった。
ゾーイ・デイル氏:
「私は本当に緊張した。ボーズマン氏に会えたことは、センドジュード病院での最高の思い出のひとつだった」
「アフリカ系アメリカ人がマーベル映画に主演した時、私と私の家族は言葉にできない感動を覚えた。彼は私たちが最も尊敬するロールモデル、新しい道に踏み出すことの大切さを教えてくれた」
ボーズマン氏は、デイル氏の放射線治療最終日に病院を訪ね、激励したという。
Chadwick Boseman Tribute