◎保守的なカラーノ氏は、政治的見解で誰かを憎むことをホロコーストで虐殺されたユダヤ人の扱いと比較し、困難に直面した。
物議を醸す投稿でディズニープラスのドラマ「マンダロリアン」から離脱した女優のジーナ・カラーノ氏は、ディズニーとルーカスフィルムにいじめられたと告発し、戦い続けると誓約した。
保守的なカラーノ氏は、政治的見解で誰かを憎むことをホロコーストで虐殺されたユダヤ人の扱いと比較し、困難に直面した。
カラーノ氏は数百万人のフォロワーに、「ユダヤ人はナチスの兵士ではなく、隣人に、子供たちに路上で殴打されました。ドイツ政府は自分たちの隣人を単にユダヤ人という理由だけで憎ませたことを理解していません。それは、政治的見解で誰かを憎むこととどう違うのですか?歴史は編集されています」と語りかけた。
マンダロリアンを製作したルーカスフィルムはこの投稿を「忌まわしくて受け入れられない」と却下し、カラーノ氏のシリーズ離脱を発表した。
これに対し、カラーノ氏はザ・ベン・シャピーロ・ショウの中で、「私は彼ら(ディズニーとルーカスフィルム)に差別され、いじめられたようです。私は戦い続けます」と語った。
ジーナ・カラーノ氏:
「ディズニーとルーカスフィルムは特定の個人の発言を抑圧したいようです。彼らは言論の自由を否定し、私をひどく打ち負かしました。私はまだ頭を押さえつけられているように感じます」
カラーノ氏はホロコーストで弾圧されたユダヤ人と昨年の米大統領選挙で打ち負かされた共和党員を比較し一部の保守層から支持されたが、大多数はこの投稿を却下した。
ナチスは数百万のユダヤ人とその他の少数民族を虐殺し、ホロコーストは最もおぞましい記憶として語り継がれている。
保守的なカラーノ氏は保守的な政治評論家のベン・シャピーロ氏に、「私の気持ちを投稿した結果、人間がどのように引き裂かれるか、もしくはどのように結びつくかを理解できました」と語った。
ジーナ・カラーノ氏:
「私は実体験を通して成長しました。ユダヤ人コミュニティだけを特別扱いすることは公平ではありません。ナチスという言葉にもう少し敬意を払うべきです...私は政治的見解で誰か(共和党)を憎むことは間違いだと信じています。私はすべての人を愛しています。私は誰かを憎む人間ではありません」
カラーノ氏はインタビューの中で、マンダロリアンシリーズに戻らないことをソーシャルメディアの投稿で知ったと述べた。
カラーノ氏はマンダロリアンで共演したペドロ・パスカル氏の過去のツイートについても言及した。パスカル氏はアメリカの文書化されていない移民を強制収容所のユダヤ人と比較し、トランプ政権の反移民政策を非難している。
ジーナ・カラーノ氏:
「私はペドロが大好きです。彼がいくつか誤った発言をしたことは知っています。しかし、私たちは考えが異なることを理解し合いました。私たちのツイートは誤っていたかもしれません。私たちは完璧ではありません。私たちは人間です。しかし、ペドロは悪い人間ではありません」
パスカル氏のツイートは一部の保守層に却下されたが、大きな騒動には発展していない。
カラーノ氏がソーシャルメディアで炎上したのはこれが初めてではない。共和党支持者のカラーノ氏は大統領選挙の集計作業の公平性に異議を唱え、「選挙プロセス見直し、不正投票を防止する法律を制定しなさい」とフォロワーに呼びかけた。
また、世界中で奨励されているマスクの着用に疑問を投げかけ、炎上したこともある。
カラーノ氏は保守的なメディア会社のデイリー・ワイヤーと新しい映画の契約を結んだと先日発表した。映画の詳細についてはまだ明らかにされていないが、カラーノ氏はデッドラインのインタビューの中で、「デイリー・ワイヤーは私の夢の1つ、自分の映画を制作することを後押ししてくれました。私の叫びと祈りは届きました」と語っている。