「007／ノー・タイム・トゥ・ダイ」公開日を2021年4月に延期

再延期

ユニバーサル・ピクチャーズは、イギリスを代表するMI6のスパイ、ジェームズ・ボンドの活躍を描いた007シリーズ最新作「007／ノー・タイム・トゥ・ダイ（原題：No Time to Die）」の公開日を2020年11月20日から2021年4月2日に再延期すると発表した。

007シリーズのプロデューサーを務めるマイケル・G・ウィルソン氏とバーバラ・ブロッコリ氏は、10月2日にツイッターを更新。同作は2021年4月に全世界で公開されると投稿した。

007／ノー・タイム・トゥ・ダイは、もともと2020年4月に公開される予定だった。

しかし、コロナウイルスの影響で世界の映画館が軒並み閉鎖され、イギリスでは2020年11月12日、アメリカでも同年11月20日に延期されることが決まっていた。

なお同作は、パンデミックの影響を最初に受けたブロックバスターのひとつである。

【007／ノー・タイム・トゥ・ダイ　基本情報】
監督：キャリー・ジョージ・フクナガ
原作：イアン・フレミング
製作：マイケル・G・ウィルソン
　　　バーバラ・ブロッコリ
出演者／役名
ダニエル・クレイグ／ジェームズ・ボンド
ラミ・マレック／サフィン
レア・セドゥ／マドレーヌ・スワン
ラシャーナ・リンチ／ノーミ
ベン・ウィショー／M
アナ・デ・アルマス／パロマ
ナオミ・ハリス／イヴ・マネーペニー
ジェフリー・ライト／フェリックス・ライター
クリストフ・ヴァルツ／エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド
レイフ・ファインズ／Q

『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』日本版本予告

Billie Eilish - No Time To Die

ユニバーサル・ピクチャーズは、ヴィン・ディーゼル主演の大ヒットカーアクション、「ワイルド・スピード」シリーズ第9弾、「ワイルド・スピード／ジェットブレイク（原題：F9）」の公開日も2021年4月から2021年5月28日に再延期。もともと先に公開される予定だった007に合わせて、後ろ倒しが決まった。

また、他の主要スタジオもコロナウイルスの終息が見通せないため、同様の決定を下している。

コロナショック後初の大作映画として公開されたクリストファー・ノーラン監督の最新作、「テネット（原題：TENET）」は、本来であれば10億ドル規模の興行収入を見込める作品と考えられていた。

しかし、興行収入に大きな影響を与えるニューヨークとロサンゼルスの映画館は全て閉鎖されたままであり、期待通りの結果を出すことはできなかった。

ウォルト・ディズニーも、2020年に予定されていた主要映画のリリース日を2021年に延期すると先週発表している。

これには、マーベル作品の「ブラック・ウィドウ（原題（black widow）」やスティーブン・スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド物語（原題：West Side Story）」などが含まれる。

なお、「ワンダーウーマン1984（原題：Wonder Woman 1984）」は今年のクリスマス、ケネス・ブラナーが名探偵ポアロを演じる「ナイルに死す（原題：Death on the Nile）」は12月18日に公開予定である。

【関連トピック】
・映画ブラック・ウィドウの公開を2021年まで延期
・北米映画市場は驚異的な縮小から抜け出せず

2020年と2021年の公開予定作品

【2020年公開予定の作品（抜粋）】

【2021年公開予定の作品（抜粋）】