米国東部と五大湖地域で冬の嵐、年末年始の旅行直撃
航空便の追跡サービス「FlightAware」のデータでは、12月26日夜から27日にかけて少なくとも1500便が影響を受けたとされる。
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米国東部と五大湖周辺で大規模な冬の嵐が発生し、クリスマスから年末年始にかけての繁忙期の交通網が混乱している。雪と氷に見舞われた地域では、空の便や道路、鉄道などの移動に大きな影響が出ており、数多くの旅行者が足止めを食らっている。
AP通信によると、この冬の嵐により1000便以上の航空便が遅延または欠航となった。航空便の追跡サービス「FlightAware」のデータでは、12月26日夜から27日にかけて少なくとも1500便が影響を受けたとされる。ニューヨーク都市圏の主要空港であるニューアーク・リバティー国際空港、ジョン・F・ケネディ国際空港、ラガーディア空港などでは、SNS上で雪に関する注意喚起が発信された。
嵐の中心となっているのは北東部と五大湖地域で、ニューヨーク市内でも週末にかけて数センチの積雪が観測された。都市部では予報よりやや少ない雪量となった地域もあるが、それでも広範囲で降雪が続き、航空機の離発着や道路交通に支障を来している。
気象台は五大湖から北中部大西洋岸、南ニューイングランドまでの広い範囲で旅行者に注意を呼びかけている。雪や凍結路面に加え、倒木や停電の可能性も指摘されており、運転や外出の際には最新の天候情報を確認するよう促している。嵐は27日朝にかけて勢力を弱める見込みだ。
当局の対応として、ニューヨーク州知事は州の大半に非常事態宣言を発出し、ニュージャージー州でも知事が全域を対象に同様の非常事態を宣言した。これらの措置は降雪や凍結による危険な道路状況に対処し、除雪作業や道路管理を迅速に進めるためのものである。ニュージャージー州知事は声明で「この嵐は危険な道路状況を引き起こし、祝日・旅行に影響を与える」と述べ、不要不急の移動を避けるよう市民や旅行者に呼びかけた。
混乱は空の便だけにとどまらず、地上交通にも波及している。高速道路の速度制限やトラック通行規制が実施される区間もあり、特に五大湖地域やニューヨーク州内の郊外では交通渋滞が発生している。鉄道各社もダイヤの乱れや減便を余儀なくされており、旅行者は出発前に最新の運行情報を確認する必要がある。
この時期は年間で最も移動が集中する時期であり、航空会社や交通機関は利用者への影響をできる限り抑える措置を講じているものの、天候には抗えない状況となっている。旅行者の中には空港で長時間待機するケースもあり、一部では宿泊施設の手配や代替手段の検討を余儀なくされているという。
当局は引き続き天候の推移を監視し、必要に応じて警報や勧告を更新するとしている。年末年始の移動を控える人々に対して、さらなる混乱を避けるためにも安全最優先で行動するよう呼びかけている。
