◎イタリア語圏のティチーノ州では複数の地区で土砂崩れが発生し、3人の遺体が収容された。
スイス南部の広い範囲で大雨となり、洪水と土砂崩れが発生、少なくとも4人が死亡した。地元当局が6月30日、明らかにした。
それによると、イタリア語圏のティチーノ州では複数の地区で土砂崩れが発生し、3人の遺体が収容されたという。
同州郊外のキャンプ場近くでは橋が崩落。その近くにある渓谷では1人が行方不明になっている。
南部バレー州でも29日から大雨となり、市郊外を流れるローヌ川が決壊。高速道路と線路が冠水した。
警察によると、ローヌ川の南側の渓谷では29日から30日にかけて激しい雨が降ったという。
バレー州のアルプスリゾート地にあるホテルでは捜索願が出ていた男性の遺体が発見された。死因は明らかになっていないが、洪水に巻き込まれたものとみられる。
イタリア国境に近い地区でも29日夕方から男性が行方不明になっている。
イタリア北部でも大雨による洪水や土砂崩れが報告された。消防によると、北西部ピエモンテ州で100人近くが救助されたという。