◎米メイン州ダマリスコッタで発見されたリスは「太ったマクファターソン」というニックネームを付けられ、ソーシャルメディアをざわつかせた。
米メイン州ダマリスコッタのベス・ディトコフ氏が撮影したリス(Beth Ditkoff)

一部の人間はコロナウイルスの感染拡大に伴う自粛生活で太ったと主張しているが、秋から冬にかけて太るのは人間だけではない。

米メイン州ダマリスコッタで発見されたリスは「ファッティー・マクファターソン(脂肪過多なマクファターソン)」というニックネームを付けられ、ソーシャルメディアをざわつかせた。

リスの専門家によると、リスは厳しい冬を越すために秋から冬にかけてたくさん食べるという。リスの好物は木の実、ドングリ、種子、果実、ドングリ、キノコ、草などで、腹が減った時は昆虫、鳥類の卵、ドングリなども食べる。

マクファターソンの名付け親であるベス・ディトコフ氏はAP通信のインタビューの中で、「彼は常に口をモゴモゴさせている」と語った。「彼はドングリを食べ、鳥の餌箱に置いたエサを食べ、考え事をしています」

ディトコフ氏はマクファターソンを「庭の支配者」と呼び、自然の恵みをむさぼっていると語った。「彼は庭の支配者であり、アルファ(リーダー)です。彼は庭を動き回り、何かを食べています。彼はバブームです」

バブームは「ビーストウォーズ」に登場するサイバトロン戦士である。

脂肪過多なマクファターソンの写真を見たリスの自称専門家はツイッターに、「メイン州の森ではヘーゼルナッツ、アーモンド・カシューナッツ、ドングリ、キノコ、塩味マカデミアナッツ、その他のよく分からない木の実がたくさんとれるようです」と投稿した。

ディトコフ氏によると、マクファターソンは思いのほか機敏に動き、庭を縦横無尽に走り回っているという。

リスは他の哺乳類のようにガッツリ冬眠しないが、冬になると巣穴に引きこもり春が来るのを待つ。なお、シマリスは身体に脂肪蓄えず、巣穴にエサをため込み冬を越す。

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