◎20日が暑さのピークで、南部の一部地域では44度に達する可能性がある。
スペイン、バルセロナ、頭を冷やす女性(Getty Images)

スペインの気象台は18日、「ウンザリするような」猛烈な熱波が国土の広い範囲を覆い、今後数日、多くの地域で気温が40度に達する恐れがあると警告した。

それによると、20日が暑さのピークで、南部の一部地域では44度に達する可能性があるという。

2023年と22年の記録的な暑さに比べれば、今年は比較的耐えやすい春であったが、何百万人ものスペイン人が少なくとも21日まで、うだるような暑さに見舞われるだろう。

気象台によると、アフリカ北部から流れ込んだ暖気が中南部上空に数日とどまり、セビージャ、トレド、グラナダといった美しい中世の観光地を焼く予定だ。

気象台は南部の6地域に高温警報を発令。不要不急の外出を控え、適宜水分補給を行い、我慢せずにクーラーを使用するよう呼びかけている。

スペインは2年前、1961年に統計を取り始めて以来、最も暑い夏を体験した。23年は2番目に暑い年だった。昨年最初の熱波は6月に到来した。

暑く乾燥した風はギリシャも焦がし、17日と18日にピークに達した。気温は国内の数カ所で43度に達し、首都アテネの一部では夜間の気温が30度を超える状態が10日間続いた。

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