米国東部で新年早々大雪、カリフォルニアでは洪水の恐れも
新年の天候は地域によって大きく異なり、広範囲で気象の影響が出ている。
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2026年の元日、米国北東部から五大湖周辺の市民は雪と厳しい寒さの中、新年を迎えた。一方、南カリフォルニアでは大雨による洪水の恐れが迫っている。新年の天候は地域によって大きく異なり、広範囲で気象の影響が出ている。
米国東部では1月1日の朝から雪と強風を伴う雪の帯が通過した。ニューヨーク州ロチェスターやバッファローでは約15センチの降雪、ピッツバーグでは約10センチ、クリーブランドでも約5センチの雪が観測された。州間高速道路95号線沿いを中心に強い雪と風で視界が一時的に数百メートルまで低下する地域もあった。沿岸部のニューイングランド、特にケープコッドからメイン州バンゴーにかけては午後にかけて雪が降り続く見込みで、追加の積雪も予想されている。ケープコッドからボストンまでではさらに数センチ、メイン州南部ではさらに数センチから20センチ弱の積雪になる可能性がある。
雪の後には強烈な北極性の寒気が流れ込み、各地で厳しい冷え込みとなっている。ニューヨーク市では気温が氷点下、ワシントンDCもキンキンに冷え込み、デトロイトでは体感温度がマイナス、ミシガン州北部ではさらに低くなった。2日にはニューヨーク、フィラデルフィア、コネチカット州ハートフォードなどでも氷点下となる予想で、ボストンや北部ニューイングランドも厳しい冷え込みになる。湖効果雪も続き、オスウェゴやウォータウン(ニューヨーク州北部)では週末にかけて30センチから60センチの積雪、バッファローやペンシルベニア州エリーでも15センチから30センチ、メイン州バンゴーでも数センチから15センチ程度の追加雪が見込まれている。
寒気は南部にも影響し、フロリダ州パンハンドルからジョージア州南部にかけては2日朝に1桁台まで気温が下がる可能性がある。だが週末には南東部で徐々に気温が平年並みに戻る見込みだ。
一方で西部、特に南カリフォルニアでは大雨による洪水の警戒が強まっている。ロサンゼルス地域やその周辺では、大雨が夜明け前後にかけて降る予想で、河川や低地での浸水リスクが懸念されている。気象台は17万人以上が洪水注意報の対象となっていると発表した。洪水への警戒は1日夜まで続く見込みで、週末にかけては北カリフォルニアや中央カリフォルニアでも同様に注意報が出されている。
南カリフォルニアでは1月1日に開催された第137回ローズパレードでも雨が降り、同地域で1月の雨となるのは2006年以来2度目となった。この雨のため、パレード観覧者はポンチョや防水装備で対応し、関係者はフィールドの水を取り除こうと作業するなど影響が出た。
また、西部ではシエラネバダ山脈南部からロッキー山脈南部にかけても山岳部での雪が予想されている。大雨による余剰水は河川や細流、低地での氾濫や浸水を引き起こす恐れがあり、住民には引き続き警戒が呼びかけられている。
このように、2026年の幕開けは米国内で極端な季節風と気象の変動が同時に進行しており、地域ごとに異なる形で冬の厳しさと脅威が広がっている。
