◎台風1号はフィリピンを離れ北東方向に進んでいる。
フィリピンの東岸で発生した台風1号による大雨で少なくとも7人が死亡し、数千人が避難を余儀なくされている。地元当局が28日、明らかにした。
それによると、ルソン島のケソン州で被害が拡大し、少なくとも6人が洪水に巻き込まれたり、倒木に当たって亡くなったという。
台風1号はフィリピンを離れ北東方向に進んでいる。気象台は28日、全ての暴風警報を解除した。
地元メディアによると、南部ミサミス・オリエンタル州で少なくとも1人の死亡が確認されたという。
被害の全容は明らかになっておらず、警察・消防・自治体が調査している。
首都マニラは被害を免れたが、今週末までは雨模様の天気が続く見込みだ。
気象台によると、ケソン州の一部地域で風速25メートルを記録。複数の家屋が被害を受け、数千人が避難を余儀なくされたという。
ミサミス・オリエンタル州ではバイクが倒木に巻き込まれ、通学中の少女を後ろに乗せていた男性運転手が死亡した。
ケソン州の州都も洪水に見舞われ、道路が冠水。いくつかの低地では水の高さが2メートルを超えたと報告されている。