◎台風1号はフィリピンを離れ北東方向に進んでいる。
2024年5月28日/フィリピン・ルソン島のケソン州、男性を運ぶ救助隊員(AP通信)

フィリピンの東岸で発生した台風1号による大雨で少なくとも7人が死亡し、数千人が避難を余儀なくされている。地元当局が28日、明らかにした。

それによると、ルソン島のケソン州で被害が拡大し、少なくとも6人が洪水に巻き込まれたり、倒木に当たって亡くなったという。

台風1号はフィリピンを離れ北東方向に進んでいる。気象台は28日、全ての暴風警報を解除した。

地元メディアによると、南部ミサミス・オリエンタル州で少なくとも1人の死亡が確認されたという。

被害の全容は明らかになっておらず、警察・消防・自治体が調査している。

首都マニラは被害を免れたが、今週末までは雨模様の天気が続く見込みだ。

気象台によると、ケソン州の一部地域で風速25メートルを記録。複数の家屋が被害を受け、数千人が避難を余儀なくされたという。

ミサミス・オリエンタル州ではバイクが倒木に巻き込まれ、通学中の少女を後ろに乗せていた男性運転手が死亡した。

ケソン州の州都も洪水に見舞われ、道路が冠水。いくつかの低地では水の高さが2メートルを超えたと報告されている。

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