◎ドイツを含むチーム北海は2030年までにこの地域の風力発電を76ギガワットまで拡大することを目標としている。
北海の風力発電設備(Getty Images)

北海に面する欧州9カ国は12日、ロシア産化石燃料の依存から抜け出す取り組みの一環として、この地域の風力発電能力を大幅に強化する計画を発表した。

ドイツ通信社(dap)によると、ドイツを含むチーム北海は2030年までにこの地域の風力発電を76ギガワットまで拡大することを目標としている。これはおよそ7000万世帯に電力を供給できる容量だ。

その後、2040年までに193ギガワット、2050年までに260ギガワットを目指すとしている。

独エネルギー省によると、この地域の現在の風力発電能力は20ギガワット以下。

この目標に合意した国はドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、デンマーク、アイルランド、ルクセンブルク、ノルウェー、スウェーデン。

北海に領土を囲まれ独自の洋上風力発電計画を開始しているイギリスはEUを離脱したため、チーム北海には参加していない。

バルト海に面する欧州7カ国は先週、2030年までにこの海域の洋上風力設備数を7倍に増やすと約束した。

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