◎被害の全容は明らかになっておらず、自治体が調査している。
米ニューメキシコ州ロズウェルで発生した洪水について、地元当局は20日、州兵が2人の死亡を確認し、300人近くを救助したと明らかにした。
ロズウェルは19日午前から大雨に見舞われ、ほぼすべての道路が冠水した。
州兵、消防、警察、その他機関が市民の避難や救助作業に参加した。
国立気象局(NWS)は19日午後、ロズウェルに大雨洪水警報を発令。市民に避難を促した。
州の雨量は多いところで230ミリに達し、多くの建物が浸水した。
被害の全容は明らかになっておらず、自治体が調査している。AP通信は州政府関係者の話しとして、「数百の建物が床上浸水したとみられる」と伝えている。
州気象局は21日未明まで州中央部、北東部、南東部の大雨洪水警報を継続。州東部の洪水警報は20日深夜に解除された。
ロズウェルの被害は特に深刻で、多くの民家や企業が被害を報告。数十の建物で浸水が確認された。
ロズウェルの19~20日の雨量は1901年に記録した140ミリを上回る150ミリに達した。