◎ネパールの雨季は6月から9月末頃まで続く。
ネパール中部で12日未明、50人以上を乗せたバス2台が地滑りに巻き込まれ、増水した川に転落した。
地元メディアによると、少なくとも3人が自力で川岸に泳ぎ着いたという。
内務省の報道官は声明で、「首都カトマンズの西方約120キロの高速道路で2台のバスが地滑りに巻き込まれ、川に転落。少なくとも51人が流されたとみられる」と明らかにした。
それによると、500人以上の救助隊が現場に派遣されたという。
ネパールでは先週から広い範囲で大雨となっており、バスが転落した川も増水し、水が茶色に濁っていた。
首相府によると、他の地域でも洪水や土砂崩れが報告され、過去24時間で17人が死亡、3人が負傷したという。
バスはカトマンズと南部地域を結ぶ高速道路を走行中、地滑りに巻き込まれ、土砂と共に川に転落、流された。
報道によると、この高速道路は少なくとも3カ所が土砂崩れにより寸断され、通行できなくなっている。
陸軍と警察の合同部隊がゴムボートを使ってバスを捜索。海軍のダイバーも投入された。
3人の生存者は自力でバスから飛び降り、土手に泳ぎ着いた。報道によると、地元住民が3人を発見し、近くの病院に搬送したという。
ネパールの雨季は6月から9月末頃まで続く。