ケニア豪雨、死者42人に、首都ナイロビで被害拡大
被害は首都ナイロビを中心に各地に広がっており、当局が行方不明者の捜索と被災者の救助活動を進めている。
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アフリカ東部・ケニアで発生した大雨による洪水について、政府は9日、これまでに少なくとも42人が死亡し、救助隊が行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。被害は首都ナイロビを中心に各地に広がっており、当局が行方不明者の捜索と被災者の救助活動を進めている。
政府によると、死者数は7日の23人からほぼ倍増した。洪水は6日夜から7日にかけて発生し、短時間に大雨が降ったことで複数の河川や水路が氾濫、市街地や道路が広い範囲で冠水した。洪水により車両が流されるなどの被害が発生し、交通にも大きな混乱が生じた。
特にナイロビの被害が深刻で、洪水によって多くの道路が冠水したほか、車両が水に流されたり立ち往生したりする事態が相次いだ。東アフリカ最大級の空港であるジョモ・ケニヤッタ国際空港周辺でも交通が混乱し、航空便の運航にも影響が出たと報じられている。
死者の多くは洪水による溺死や事故によるものとみられる。河川の氾濫に巻き込まれたほか、流された車両の中で死亡したケースなどが確認されている。洪水の規模は大きく、複数の地域で車両が流されるなどの被害が発生した。
救助活動には警察や消防に加え、軍など複数の機関が動員されている。大統領府の報道官はX(旧ツイッター)への投稿で、関係閣僚の指示により、各地で捜索・救助活動が続いていると説明し、被害状況の確認を急いでいると述べた。
中央政府は洪水によって生活基盤を失った住民への支援にも乗り出している。被災地では住宅被害も多数報告され、被災者に対する食料支援や救援物資の配布が進められている。
ケニアでは3月から5月にかけて雨季が続き、例年洪水や土砂災害が発生しやすい時期となる。気象台も大雨のリスクを警告し、今後も降雨が続けば被害がさらに拡大する恐れがあると指摘されている。
東アフリカ地域では近年、豪雨による洪水被害が頻発している。都市部では排水設備の不足や急速な都市化が被害を拡大させる要因とされ、専門家の間では気候変動によって極端な降雨が増える可能性も指摘されている。
当局は引き続き警戒を呼びかけるとともに、行方不明者の捜索と被災地の復旧作業を進める方針だ、
