◎この低気圧は17日午後の時点でキューバ・グアンタナモの西南西310キロに位置し、時速28キロの速さで北東に進んでいる。
2023年11月14日/ジャマイカ、首都キングストン郊外、冠水した道路(AP通信)

熱帯低気圧がカリブ海西部を通過し、ジャマイカで土砂崩れと洪水が発生、数千世帯が停電した。現地メディアが17日に報じた。

気象当局によると、この低気圧は17日午後の時点でキューバ・グアンタナモの西南西310キロに位置し、時速28キロの速さで北東に進んでいる。

ジャマイカの電力公社は17日、首都キングストンなどの送配電設備が倒木や土砂崩れにより損傷し、数千世帯が停電したと発表。約1万4000人が影響を受けているとした。

陸軍は島の南東部で市民少なくとも24人を救助したと報告。この地域では広い範囲で洪水が発生し、数百人が避難を余儀なくされた。

ハイチ、キューバのグアンタナモ、バハマ南東部などで暴風警報が発令されている。

この熱帯低気圧は18日未明にキューバ南東部を通過し、19日未明にバハマ南東部に接近する見込み。

米国立ハリケーンセンターはこの低気圧がハリケーンに成長する可能性は低いと予想している。

それによると、ジャマイカ、キューバ南東部、ハイチ南部、ドミニカ共和国の一部地域の19日までの雨量は多いところで400ミリに達する恐れがあるという。

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