◎ベリルは30日午前の時点でバルバドスの東南東約500キロに位置し、時速33キロで西に進んでいる。最大風速は70メートルに達する見通し。
カリブ海南東部で勢力を強めるハリケーン・ベリルが6月30日、バルバドスに接近している。
米国立ハリケーン・センター(NHC)によると、ベリルの勢力はカテゴリー4。極めて危険な暴風雨をこの地域のもたらす可能性がある。
<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)
バルバドス、セントルシア、グレナダ、セントビンセント・グレナディーンにハリケーン警報が発令された。
ベリルの中心は7月1日朝にバルバドスの南方約110キロを通過すると予想されている。
NHCは声明で、「ベリルは生命を脅かす暴風と高潮をもたらす可能性がある」と警告した。
それによると、ベリルは30日午前の時点でバルバドスの東南東約500キロに位置し、時速33キロで西に進んでいる。最大風速は70メートルに達する見通し。
ドミニカとトリニダードの気象台は暴風・波浪警報を出し、市民に不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。
ベリルは7月1日朝にバルバドスの真南を通過し、その後ジャマイカに向かうと予想されている。今週半ばには勢力を弱めるとみられるが、カテゴリー2~1の勢力でメキシコに上陸する恐れがある。