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ハリケーン・ポロ、メキシコ北部で洪水の恐れ、米南西部も大雨か

半島南部のバハカリフォルニアスルでは、住民が住宅の窓を板でふさぎ、作業員が堤防を補強するなど、接近に備えた対応が進められた。
2026年9月28日/メキシコ、バハカリフォルニアスル、住民の避難を支援する陸軍部隊(AP通信)

メキシコ西方の太平洋を移動中のハリケーン・ポロが28日、メキシコのバハカリフォルニア半島に接近し、強風や高潮、大雨による洪水や土砂災害への警戒が強まっている。米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、ポロは28日朝の時点でカテゴリー3、最大風速は50メートル。バハカリフォルニア半島を通過した後はメキシコ本土へ進み、週後半には米南西部にも大雨をもたらす可能性がある。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s) 

半島南部のバハカリフォルニアスルでは、住民が住宅の窓を板でふさぎ、作業員が堤防を補強するなど、接近に備えた対応が進められた。気象台は高潮や高波によって防護施設が破壊され、海水が町に流れ込む可能性があると警告している。一部住民は陸軍の支援を受け、高台にある避難所に向かった。

州政府はポロの上陸が予想される地域で公共交通を停止し、周辺の港も閉鎖。海軍は太平洋岸の港に人員や救援物資を集め、孤立する可能性のある沿岸地域へ物資を輸送するため船舶3隻を配備した。バハカリフォルニア半島西岸の漁村では、道路が洪水や土砂崩れで寸断され、医療施設へのアクセスが困難になる可能性があるとして、多くの住民が市街地に退避した。

ポロは半島を通過した後、メキシコ北部を横断して米国南西部へ向かう見通しだ。米国ではポロがもたらす水蒸気によって、アリゾナ州やニューメキシコ州などで激しい雨が降り、鉄砲水が発生する可能性がある。さらに雨の影響は中部にも広がる見通しで、今週は複数の州で大雨への警戒が必要になると予想されている。

一方、太平洋では別のハリケーン・ノロもハワイ周辺を通過した。ノロはハワイ島から遠ざかりつつあるものの、しばらくは大雨が続く見通しで、州政府は各地に州兵を派遣している。ハワイ島では前月のハリケーン・ララによる被害からの復旧が続いており、相次ぐハリケーンが市民生活に追い打ちをかけている。

今年の太平洋では熱帯低気圧の活動が平年を上回っている。米国立気象局(NWS)の予報官は、こうした傾向は太平洋で熱帯低気圧が発達しやすくなるエルニーニョ現象の年にみられるパターンと一致すると説明している。

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