風力発電(Free-Photos/Pixabay)

8月31日、インターネットの巨人グーグルはドイツのクラウドコンピューティングインフラストラクチャーを拡張し、再生可能エネルギーの使用を増やすために、2030年までに12億ドル(約1,300億円)を投資すると発表した。

グーグルは31日の声明で、ドイツのベルリン地域とヘッセン州の都市ハーナウに新しいクラウドコンピューティングセンターを開設する予定と明らかにした。

クラウドコンピューティングはインターネットなどのコンピュータネットワークを経由して、コンピュータ資源をサービスの形で提供する利用形態であり、略してクラウドと呼ばれている。

グーグルはデータセンターの運営にあたり、今後数年間でフランスの公益事業会社エンジーのドイツ子会社から140メガワット以上(140万kW)の電力を合わせて購入すると発表した。

発表によると、購入する電力の約80%が新しく建設される太陽光発電設備と既存の風力発電所を含む再生可能エネルギーから供給される予定だという。

グーグルは、「2030年までにクラウドセンターで使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指している」と述べた。

ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相はグーグルの発表をグリーンエネルギーとデジタルインフラストラクチャーのコラボと表現した。

<発電所の発電容量>
・福島第一原発1号機 46万kW
・広野火力発電所 440万kW
・ウィンドファームつがる 121.6万kW
・メガソーラーしみず 8,000kW
・一般家庭のソーラーパネル 3~5kW

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