◎同国の沿岸を進む熱帯低気圧フランクリンは広い範囲に暴風雨をもたらし、670以上の家屋が被害を受けた。
ドミニカ共和国の一部地域で大雨による洪水が発生し、少なくとも2人が死亡、1人が行方不明になっている。地元当局が24日、明らかにした。
それによると、同国の沿岸を進む熱帯低気圧フランクリンは広い範囲に暴風雨をもたらし、670以上の家屋が被害を受けたという。
中央政府は24日、少なくとも24の集落が道路の寸断により孤立していると発表した。
地元メディアによると、3300人以上が高台に避難し、約400人が避難所に身を寄せている。
首都近郊の公共施設に避難した男性はAP通信の取材に対し、「自宅近くを流れる川が氾濫しないことを願っている」と語った。
この暴風雨により多くの地域で断水が発生。160万人以上が影響を受けている。さらに電力設備も被害を受け、数万世帯が停電した。
被害の全容は明らかになっておらず、政府・自治体・消防・警察が連携して調査に当たっている。
報道によると、24日時点で政府機関、多くの学校や企業が活動を再開したという。
フランクリンはカテゴリー1~2のハリケーンに成長するとみられる。