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米国東部で冬の嵐、ニューヨーク市に大雪警報、非常事態宣言も

この嵐はニューヨーク州西部付近で26日朝から始まり、午後にはニューヨーク市へ到達。国立気象局(NWS)はニューヨーク市で最大18センチの積雪と予想、これは近年では最大規模の雪量になる可能性があるとしている。
2025年12月14日/米ニューヨーク市のセントラルパーク(ABCニュース)

米国北東部が12月26日、クリスマス後の冬の嵐に見舞われ、ニューヨーク市、ニュージャージー州、ニューヨーク州北部を中心に危険な気象状況となっている。全域に大雪警報が発令され、交通機関や日常生活への影響が広がっている。

この嵐はニューヨーク州西部付近で26日朝から始まり、午後にはニューヨーク市へ到達。国立気象局(NWS)はニューヨーク市で最大18センチの積雪と予想、これは近年では最大規模の雪量になる可能性があるとしている。積雪は夜間にかけて続き、27日未明まで残る見通しだ。

警報地域は広範囲に及んでおり、ニューヨーク州北部からニュージャージー州北部、ハドソンバレーまで及ぶ。局地的には25センチ以上の降雪が予想されているほか、コネチカット州やロードアイランド州にも雪が降る可能性がある。

ニュージャージー州では全21郡を対象に非常事態宣言が発令され、午後以降は降雪と低温により道路状況が極めて危険になると州当局が警告している。交通事故や立ち往生を避けるため、不要不急の外出を控えるよう住民に強く促している。道路当局が除雪・凍結防止作業を進めている。

雪だけでなく、寒冷前線の北側では気温が低いため、周辺地域では雪とみぞれ、氷雨の混合となる場所もあり、ペンシルベニア州西部では暴風雪警報が出されている。氷の付着により電線や樹木への被害、路面の凍結による交通機関の混乱が懸念されている。

この嵐は年末年始の帰省・旅行シーズンと重なっており、空の便や高速道路網への影響も出ている。ニューヨーク周辺の主要空港では多数の便が遅延・欠航しており、航空会社は乗客に対して変更手数料の免除など柔軟な対応を行っている。鉄道やバスを含む公共交通機関でも大幅な遅延が発生している。

地元自治体は人命保護の観点から、ホームレス向けサービスの強化や避難所の準備を進め、寒さや停電への備えを呼びかけている。また、気象当局は雪のピークは短時間であるものの、降雪率が高く、視界不良や道路凍結による重大事故のリスクが高いとして注意を促している。

気象台によると、雪雲は短時間で通過する見込みだが、積雪後の冷え込みで道路は凍結状態が続くとみられ、27日朝の通勤時間帯にかけてさらに厳しい交通状況が予想されている。市民は最新の気象情報を確認し、安全確保を最優先に行動するよう求められている。

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