◎救助隊はこれまでに子供8人を含む34人の死亡を確認した。
コロンビア当局は5日、中西部リサラルダ州の高速道路沿いで土砂崩れが発生し、少なくとも34人が死亡したと発表した。
この地域では数日前から大雨が続いていた。
現場はリサラルダ州プエボロリコ郊外の高速道路。土砂崩れは4日遅くに発生したと報告されている。土砂が本線を直撃し、確認できているだけでバス1台、乗用車2台、バイク1台が巻き込まれた。
報道によると、救助隊はこれまでに子供8人を含む34人の死亡を確認したという。バスには33人が乗車していた。
犠牲者の身元は明らかにされていない。地元メディアは警察筋の話を引用し、数人が行方不明と報じている。
土砂崩れは高速道路沿いの斜面で発生したと報告されている。報道によると、バスは車体が完全に埋まっていたという。
当局は100人体制で生存者を探したが、二次災害の可能性があるとして、救助作業を一時中断した。
ペトロ(Gustavo Petro)大統領は5日、犠牲者に哀悼の意を表し、救助活動に全力を挙げるとツイートした。
気象当局によると、中西部以外の地域でもラニーニャ現象による大雨が続いており、山間部で土砂崩れの危険性が高まっているという。