◎浙江省（せっこうしょう）の13日の最高気温は42度に達し、過去最高を更新した。
中国東部で熱波が猛威を振るい、複数の地域で異常な高温と洪水が報告された。
上海の東に位置する浙江省（せっこうしょう）の13日の最高気温は42度に達し、過去最高を更新した。新華社通信によると、熱中症で数百人が病院に搬送されたという。死者は報告されていない。
江蘇省や福建省も40度以上の高温に見舞われ、内陸部の河南省、四川省、黒龍江省（こくりゅうこうしょう）でも熱中症で多くの市民が搬送、入院したと報告されている。
四川省の平呉県（へいぶけん）では13日未明の大雨による洪水で少なくとも3人が死亡、5人が行方不明と報告された。
黒龍江省郊外の集落では1人が死亡、8人が行方不明と伝えられている。
中南部でも大雨による洪水が多発しており、この1カ月で数十万人が避難を余儀なくされた。
中国共産党はコロナウイルスの感染拡大を抑えるために、一部地域への移動を制限している。新華社通信によると、観光地の旅行客はコロナ禍以前に比べるとはるかに少ないが、回復傾向にあるという。
首都北京でAP通信の取材に応じた男性は、「信じられないぐらい暑い」と語った。北京の13日の最高気温は33度で、12日から8度上昇した。
