◎南部の被害が特に深刻で、330の市や町で被害が確認された。
ベラルーシの緊急事態省は17日、週末に同国の広い範囲に影響を与えた暴風雨について、これまでに6人の死亡が確認されたと明らかにした。
それによると、南部の被害が特に深刻で、330の市や町で被害が確認されたという。
国営テレビは南部ブレストなどで大規模な洪水が発生し、6人が死亡したと報じている。それには倒木、大破した車、屋根が吹き飛んだ家屋などが映っていた。
気象台によると、南部の一部地域では風速40メートルを記録。高圧鉄塔が倒れたという情報もある。
大統領府の報道官は声明で、「複数の地域で大荒れの天気が続き、高圧送電線や配電線が破壊された」と述べた。
被害の全容は明らかになっておらず、政府と自治体が連携して調査している。
気象台によると、18日以降も広い範囲で雨が続き、多くの地域でここ数日の雨量が300~400ミリに達したという。