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ギニアビサウ軍政、大統領・議会選を延期、新たな日程示さず

ギニアビサウでは2025年11月、当時の大統領選挙の結果が発表される直前に軍が政権を掌握した。
2025年11月27日/ギニアビサウ、首都ビサウ、ホルタ・ウンタ・ナマン将軍(AP通信)

アフリカ西部・ギニアビサウで、12月6日に予定されていた大統領選挙と議会選挙が延期されることになった。軍政が8日、明らかにした。新たな投票日は示されておらず、軍主導の暫定統治から民政へ移行する道筋はさらに不透明になっている。

ギニアビサウでは2025年11月、当時の大統領選挙の結果が発表される直前に軍が政権を掌握した。選挙結果の発表は中断され、軍幹部が暫定政権を設置した。その後、軍当局は2026年12月6日に大統領選と議会選を実施する計画を示していた。

今回の延期について、ホルタ・ウンタ・ナマン(Horta Inta-A Na Man)将軍の報道官は、政党が候補者を選ぶための党大会を開催できていないことや、立候補予定者が10月6日までに最高裁判所へ届け出を行えなかったことを理由として挙げた。また「12月6日に選挙を実施する条件が整っていない」と説明したが、新たな選挙日程には言及しなかった。

一方、8月には新憲法が国民投票で承認され、大統領権限が強化された。新憲法では首相や閣僚の任免など、大統領の権限が従来より拡大される一方、議会の定数は102から65に削減されるなど、政治制度そのものが大きく変更された。

政治情勢も緊迫している。軍当局は先週、昨年のクーデターで失脚したエンバロ(Umaro Sissoco Embalo)前大統領について、国家安全保障と治安維持を理由に帰国を認めないと決定した。エンバロ氏は大統領選への出馬を予定していた。

市民社会からは、軍政が反対勢力を抑え込んでいるとの批判も出ている。度重なるクーデターと選挙延期を経験してきたギニアビサウでは、今回の延期によって民政復帰がさらに遠のく可能性がある。

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