◎フランスのエマニュエル・マクロン大統領(42歳)がコロナウイルス検査で陽性。
◎マクロン大統領は先週、EUサミットに出席した。
12月17日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領(42歳)がコロナウイルス検査で陽性を示したことが分かった。
これに伴い、マクロン大統領と濃厚接触した多くのEU指導者が自己隔離を開始すると報告した。
マクロン大統領は先週、EUサミットなどの注目を集めるイベントに出席していた。
17日午前、マクロン大統領は声明の中で、「保健当局の勧告に従い、7日間自己隔離する」と述べた。
エマニュエル・マクロン大統領:
「自己隔離状態で働き続ける。妻のブリジット(67歳)は17日の検査で陰性を確認した。妻も自己隔離に入るだろう」
感染経路はまだ公表されていないが、報道官によると、最近濃厚接触した者は特定できたという。
マクロン大統領は14日に経済協力開発機構(OECD)の会談、15日は国会、そして先週、ブリュッセルで開催されたEUサミットに出席した。
<マクロン大統領と濃厚接触した主な指導者>
・ドイツ:アンゲラ・メルケル首相(陰性を公表)
・欧州委員会:ウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長
・スペイン:ペドロ・サンチェス首相(陰性を公表)
・OECD:エンジェル・グリア事務総長
・欧州理事会:シャルル・ミシェル議長
・ポルトガル:アントニオ・コスタ首相(陰性を公表)
・ベルギー:アレクサンダー・デ・クルー首相
・ルクセンブルグ:グザヴィエ・ベッテル首相
・アイルランド:ミホル・マーティン首相
・フランス:ジャン・カステックス首相(陰性を公表)
・フランス:リシャール・フェラン議会議長
メルケル首相の報道官は、サミット後のPCR検査では陰性を確認していると述べた。
17日にマクロン大統領と昼食を共にしたポルトガルのコスタ首相も陰性を公表した。
欧州理事会のミシェル議長と他のEU高官は、自己隔離に入ったと発表した。
フランスのカステックス首相とフェラン議会議長の報道官は、17日の検査で陰性を確認し、自己隔離状態で仕事を継続するという。
フランスの保険局長、ジェローム・サロモン氏は声明で、「マクロン大統領はマスクの着用と社会的距離の確保を常に意識していた」と述べた。
・ドイツ、2回目のロックダウンに直面
コロナウイルスに感染した指導者たち
・エズワティニ(旧スワジランド)のアンブロセ・ドラミニ首相。陽性確認から4週間後に死亡した。
・ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領、10月に感染。
・アルジェリアのアブデルマジド・テブーン大統領。10月に感染し、ドイツの病院に入院中。
・ブラジルのピエール・ンクルンジザ前大統領、6月に感染、死亡した。
・ロシアのミハイルミシュスティン首相、4月に感染、重度の症状で入院した。
・イギリスのボリス・ジョンソン首相、集中治療室で3泊し、その後回復。
・ブラジルのジャイール・ボルソナロ大統領、復活。
・アメリカのドナルド・トランプ大統領、元気です。