目次
歴史
・1700年代
・1800年代
・1900年~第一次世界大戦
・第一次世界大戦~第二次世界大戦
・終戦から現在
基本情報(目次に戻る
国名:アゼルバイジャン共和国(Azerbaijan)
首都:バクー(Baku)
人口:9,872,765人(2016年)
面積:86,600㎢(北海道とほぼ同じ)
気候:乾燥性気候。四季がハッキリしている
経済:
・インフォーマル経済
・GDPは約470億ドル
・原油に依存しており、貧富の差が大きい
・インフレに悩まされている
・環境保護という概念がほとんどなく、開発等に関連する汚染が深刻
人種:
・アゼルバイジャン人が大多数を占める
・ロシア人、アルメニア人などはごくわずか
言語:アゼルバイジャン語
宗教:
・イスラム教(シーア派が主流)
・ユダヤ、キリストなどは全体の1割にも満たない
アゼルバイジャン共和国
政治(目次に戻る
大統領:イルハム・ヘイダル=オグル・アリエフ(Ilham Heidal-Ogle Aliyev)
政治体制:共和制、一院制
法律:
・1999年にアゼルバイジャン民法が制定
・1998年に死刑を廃止
・2000年にアゼルバイジャン刑法を発効、ソビエト法を廃止した
渡航情報(目次に戻る
渡航情報:
・外務省ホームページ
・紛争地域には退避勧告が出ている
治安:悪い
マスメディア(目次に戻る
・日刊紙は30紙以上
・全国テレビ局は9社(国営放送は3社)
・地方テレビ局は12社
・ラジオチャンネルは25局
【国営メディア/設立年】
・AzTV 1956年
・İdmanAzərbaycan 2009年
・İTV 2005年
・MədəniyyətTV 2011年
軍隊(目次に戻る
2020年軍事力ランキング:64位
・軍人数:426,000人(推定)
即戦力 126,000人
予備兵 300,000人
・主力は陸軍
・国防予算:28億ドル(2,950億円)
歴史(目次に戻る
1700年代
・シーア派の支配する土地だった。
・サファヴィー朝誕生後、カスピ海南西部の住民たちがシーア派に改宗し、その中で「アゼルバイジャン人」と呼ばれる民族が誕生した。
・アゼルバイジャン人が認知され始め、土地(国)の名になった。
・他のエリア(現在のアゼルバイジャン国内)には、異なる民族が国家を形成していた。
・イスラム教シーア派以外の信者は差別された。
1800年代
・一部エリアがロシア帝国に併合される(1804年)。
・第二次ロシア・ペルシア戦争の講和条約で残りの土地もロシア帝国に併合。
・エリア内にロシア人が流入し、自治に大きな影響を与えた。
・アゼルバイジャン人とロシア人が同じ土地で共生し始める。
・シーア派の存在感が薄れる。
1900年~第一次世界大戦
・ロシアに支配されていたが、民族意識は一向に衰えず、むしろ高まっていた。
・第一次世界大戦の混乱に巻き込まれたが、死者は限定的だった。
第一次世界大戦~第二次世界大戦
・十月革命(政権に反発した労働者と軍人による武装蜂起)の混乱に乗じ、アゼルバイジャン民主主義共和国の設立・独立に成功した。
・イギリスに占領される。
・その後、ザカフカーズ社会主義連邦ソビエト共和国の一部になるも、同連邦解体は解体。
・1936年、ソビエト連邦の支配下に入り、アゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国と国名を変更。
・ソビエト連邦に属す共和国として第二次世界大戦に臨んだが、影は薄かった。
・1933年から首都バクーやその他の都市で学校建設が始まる。
終戦~現在
・1991年に独立、アゼルバイジャン共和国誕生。
・1993年に就任したヘイダル・アリエフ大統領が独裁体制を敷く。
・息子のイリハム・アリエフ大統領が父の跡を受け継ぎ第4代大統領に就任、現在に至る。
・1988年、同国内の飛び地、「ナゴルノ・カラバフ」でアルメニアとの紛争が始まる。
・ナゴルノ・カラバフは隣国アルメニア人が事実上支配する土地。
・1994年に停戦合意するも、和解には至らず。
・2020年9月末に紛争が再燃。ロシアの仲介を受け、同年10月10日一時停戦に合意した。
文化(目次に戻る
・映画、料理、踊り、民芸品(アゼルバイジャン絨毯など)、文学などは西欧文化の影響を強く受けている。
・独立後、政府は文化のさらなる発展とそれに関連する遺産や伝統芸能の保護を開始。国民も規制等を積極的に受け入れ、国の発展につながった。
スポーツ(目次に戻る
・政府はスポーツを推奨し、プロアマ問わずサポートしている。
・国際大会を積極的に誘致。
・レスリング、バレーボール、柔道に力を入れている。
【有名スポーツ選手】
・アイシャン・アブドゥラジモワ(Ayshan Abdulazimova)
・マリヤ・スタドニク(Mariya Stadnik)
・エレーナ・パルホメンコ(Yelena Parchomenko)
・トフィック・ムサエフ(Tofiq Musayev)
その他(目次に戻る
・ナゴルノ・カラバフは公式にはアゼルバイジャンの土地。
・イスラム教の国だが、国教とは認めていない。
・現政権は独裁体制をほぼ確立しており、市民、企業、メディアへの締め付けを強くしている。
・失業率は低いことになっているが、インフォーマル経済に依存しており、厳しい生活を強いられている国民が非常に多い。
・国連加盟国。
【関連トピック】
・アルメニアとアゼルバイジャンが停戦に合意
・歴史遺産の救世主大聖堂が破壊される
・激しい戦闘により主要都市が破壊される