▽グラス氏は現在、2件の汚職事件で有罪判決を受け服役中である。
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南米エクアドルの裁判所は19日、複数の汚職に関与した疑いでグラス(Jorge Glas)元副大統領を被告人と認定し、公判の開始を決定した。
グラス氏は現在、2件の汚職事件で有罪判決を受け服役中である。
司法長官はグラス氏と他の8人の元政府高官をこの事件で起訴するよう要請していた。
2件の汚職事件で有罪判決を受けたグラス氏は23年12月、別の汚職事件で逮捕状が出たことを受け、首都キトの在メキシコ大使館に逃げ込んだ。
エクアドルの捜査当局は昨年4月、在メキシコ大使館に押し入り、グラス氏を逮捕。両国はその後、国交を断絶した。
検察はグラス氏が2016年の大地震後の復旧・復興作業を主導した際、優先順位の低いプロジェクトに公的資金を投入し、その一部を横領したと主張している。
キトの連邦判事は公聴会の中で、グラス氏が復興資金を復興とは関係のない他のプロジェクトに使用し、横領した形跡があると述べた。
検察は復興に携わった請負業者や監督者の利益のために資金が不正使用されたとも主張している。