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▽フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
イエメン沖、紅海(Getty Images)

イエメンイラン武装組織フーシ派は19日、イスラエル北部ハイファの港に近づく船舶を攻撃し、同港を事実上封鎖すると表明した。

フーシ派は声明で、「ハイファ港に停泊している、あるいはこの港に向かっている船舶およびその保有企業は我々らの標的になることをここに通告する」と述べた。

フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

イスラエル軍は18日、フーシ派がイスラエル領内に向けて発射した弾道ミサイルを迎撃したと発表した。

フーシ派はイスラエル軍がガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ米政権はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。

米中央軍(CENTCOM)は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを1000回以上空爆。フーシ派は300人近くが死亡したと報告している。

4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。

トランプ政権は今月初め、フーシ派への空爆を停止。フーシ派はそれ以降も数回、イスラエルに向けてミサイルを発射している。

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