▽この法案はソーシャルメディアやデジタルニュースサイトで公開されるコンテンツを監視・監督する独立した規制委員会の設立を求めている。
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中米ドミニカ共和国の首都サントドミンゴで13日、数十人のジャーナリストがデモ行進を行い、政府与党が国会に提出した法案に抗議した。
この法案はソーシャルメディアやデジタルニュースサイトで公開されるコンテンツを監視・監督する独立した規制委員会の設立を求めている。
アビナデル(Luis Abinader)大統領はこの法律が市民のプライバシーや権利を守ると強調しているが、一部の専門家は検閲につながる恐れがあると指摘している。
一部のジャーナリストはこの法案への支持を表明。ソーシャルメディアで偽情報や誹謗中傷が拡散する中、「規制委員会は表現の自由を保護しながら、基本的人権を守ることができる」と主張している。
反対派はアビナデル政権がこの法律を利用して独立系メディアを抑圧しようとしていると非難してきた。
アビナデル政権下では、サントドミンゴの大統領府にあったメディアルームが閉鎖され、記者会見やその他イベントへの立ち入りは1週間前までに申請することが義務づけられた。
前政権の時代には身分証明書で報道関係者であることを確認できれば、大統領府への立ち入りが許可されていた。
反対派は記者会見中の警備が厳しくなり、攻撃的になったと不満を漏らしている。
この法案は近日中に国会を通過し、アビナデル氏の署名で成立する予定だ。