◎ウクライナはロシアに奪われた領土の奪還に苦戦。パレスチナ・ガザ地区ではイスラエル軍とハマスの戦闘が続き、死傷者が増え続けている。
米ホワイトハウスのサリバン(Jake Sullivan)大統領補佐官(国家安全保障担当)は1日、バイデン(Joe Biden)大統領が来月の退任までに外交政策でできる限りの進展を目指していると強調した。
サリバン氏は1日に放送されたABCニュースのインタビューで、「バイデン大統領は任期中にウクライナへの支援を倍増させ、ガザ紛争の停戦を実現したいと考えている」と語った。
ウクライナはロシアに奪われた領土の奪還に苦戦。パレスチナ・ガザ地区ではイスラエル軍とハマスの戦闘が続き、死傷者が増え続けている。
サリバン氏は「この50日間で、ウクライナが交渉のテーブルで優位に立てるよう全力を尽くすつもりだ」と語った。
またサリバン氏は「バイデン大統領が退任するまでに、議会が計上した予算をすべて使い切るよう指示された」と明らかにした。
さらに、サウジアラビアのようなアラブ諸国がガザの和平を前進させるなど、より広範な外交的突破口が開かれる可能性はあるかという質問に対し、「最初のステップは停戦と人質取引だ。それが実現すれば、より広範な外交的イニシアチブの可能性が開ける」と述べた。
トランプ(Donald Trump)次期大統領は2つの戦争を簡単に止めることができると述べているが、詳細は明らかにしていない。